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2005/03/02

FX投資は遊びじゃない

EUR/USD=ユーロドルの下落により、先週から持ち続けた9万単位のショートは儲けがそこそこいい感じに膨らんでいます。現時点で手数料を抜いて約6万円の利益。最近仕事が忙しくてちょっと疲れが溜まっているのでこれがあと100ポイント下がったらしばらく休憩しようと思います。ユーロドルのショート以外には、NZD/JPYをロングで1単位。先週からしつこいぐらい76円前後を行ったり来たりしていたのですが、75円台で作ったポジションがようやくプラスに転じており、それでも儲けはたったの8,000円程度。こちらには50万円突っ込んでいる割には儲けはかなり低いです。

昔から投資が大好きなわたしですが、最近は友人や知り合いが「株か為替の儲け方を教えて~」と言ってきます。中には一任勘定でよいから資金を増やしてほしいと言われることもありますが、当然ながら友達をなくしたくないのと他人のために不必要なストレスを感じるのがイヤなので断っています。一度だけ、恐ろしい金額で禁断の一任勘定を引き受けたことがありましたが(金はあるから心配するなと言われたのでよけい心配になって夜も寝られなかった)、短期間で80万円儲けたあと後頭部の見えにくいところにストレスで円形脱毛症ができたため、お礼をたんまりもらって資金を引き揚げてもらいました。

中には投資を趣味・遊びと割り切ってされるかたも多いでしょうし、損をしていても楽しいからといって全くの趣味として取り組まれる人もいるようですが、損をしても趣味であると言うならばそれは相当悪い趣味だと思います。投資は汚い言葉で言うと「金儲け」ですから、儲かってこそ投資でかぶるリスクのストレスを解消できます。前述のように、大きなお金をかけているときはたとえその確率が8割だとしてもものすごい恐怖と戦いながらになります。やはりお金に対する執着とか、努力とか、そういうものがなければできないことだと思うのです。最初は「投資が楽しい」と言っていた多くの方がヘコヘコにやられて「もう向いていないのかも」と意気消沈している様子を何度見たことか。

「株取引で○○千万儲けた」などという射幸心を煽る雑誌や書籍を読んで皮算用する前に、ン千万稼ぐと言うことはン千万分のストレスや恐怖と戦うことになるという事実を考え、どうすれば儲けられるのかというテクニックを経験することが重要でしょう。もしやってもやっても儲からないのであれば、コツコツ働いて地道にお金を貯めたほうがよっぽど効率よい人生だと思います。おそらくその人はセンスがないのでしょうから。

ちなみに、最近心がけていること・・・

Buy / Sellかかわりなく、自分が買おう(売ろう)とした時には、想定したレートから必ず20ポイントの上下をマージンとしてとっておく。つまり、ドルを104円で買おうと思ったら103.80まで待つ、売ろうと思ったら104.20まで我慢する。もし20ポイント動かなかったら次の売り買い時まで待つ。「待つ」これこそお金のかからないリスクヘッジの最大の方法。

短期と中期と長期での相場の動きを分けて考える。アナリストの意見を参考にするときはほとんどが短期の見通し(でないと彼らにとって毎日の仕事が無くなる)なので、中長期はテクニカル分析と勘でつくる。双子の赤字がどったらこったらというどうでもいい理由は無視しても良いと思う。モメンタムの基本は需給のバランス、流れに乗って投機筋の動向があり、短期売買用にファンダメンタルズと地政学リスク。

特に自分に言い聞かせていることとして、マーケットが予想の反対を行って損切りした場合、同じ通貨での勝負はしばらく絶対に控えること。思考に偏見が入って冷静な判断ができなくなるため。例として、110円のドル円が上がると思ったら109円までいって損切りした、108円台に入ったので今度こそと買いで突っ込んだらさらに下がって106円までまた下がった、逆バリ思考と思いきや、単に市場の流れをつかめないままズルズルいっただけ・・・これが一番むなしい。はい、もちろん自分の失敗談です。

FX投資は投機です。でも、リスクがあるから楽しいんじゃないですか!楽しくやって、そして必ず儲けましょう!

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