ライブドア証券、主幹事デビュー
ライブドア証券が名証セントレックスに上場したエフェクター細胞の主幹事をつとめたものの「人気がなさすぎて」初値がつかないという、最近のIPOにしてはけっこう恥ずかしい事態になったそうですね。
ライブドア証券にはわたしも口座をもっているのですが、一度も使ったことがありません。最近サイトデザインやメニューを大幅に変更してからはややマシになったようですが、使いにくいし内容もショボかったので使いようがなかったというのが正直なところです。
で、このエフェクター細胞に関するある報道では「一定のサービスに申し込めば当選確率5倍をうたっていたのに、投資家に迷惑をかけっぱなし」と投資家が言ったと書かれています。ラ証は、手数料を18,900円プリペイドすれば3ヶ月間の売買手数料が無料になり、しかもIPOの公募当選確率を優遇してくれるというサービスがあるのです。しかし断じて言いますが、38万円の公募に申込み、初値で即売りをもくろんでいたのにアテが外れたと怒る投資家の皆さん、あなたたちはバカですか???
どこの誰が、将来性はあるとはいえ利益を出していない、しかもすでに新規性の失われた分野で上場する会社に投資妙味を感じたのですか?目論見書はちゃんと見ましたか?自分の頭で投資効率を考えましたか?マスコミの報道がどこまで本当かは別にして、文句を言うようなボケ投資家は、公募価格割れをライブドアのせいにしていったいどうするというのでしょうか?
わたしもブックビルディング期間中エフェ細の目論見書に目を通しましたが、財務諸表だけで投資に見合わないことは明白でした。いや、わたしでなくても誰でもわかると思いますが。ですから、株価がダダ下がりなのはなにも珍現象ではなく、あらかじめはっきりしていたことだったのですよ。IPO銘柄ならとりあえず買っときゃ上がるさ、という感覚だったのでしょうね。※現時点で株価は21万円前後。見切り売りのロスカットでさらに弱含み。2日で約45%のロスですか。。。そりゃつらいわな。
※4月5日にふと思い出して見てみると、すでに18万円割れ=公募価格から52%以上のDips。個人的見解では、エフェ細のバリュエーションは10~15万円あたりでしょうか。15万円を切るあたりから下落スピードは落ちてきて少し世界が変わるかもしれません。10万円に近づくことがあれば短期で買いもあるでしょうが、そんな戦略を立てるぐらいならこの魅力のかけらもない銘柄にあえて固執する必要はない気もいたします。
証券会社のサービスの質や力がないとすれば、やがて顧客離れ(主幹事引き受け含む)という形でライブドア自身がツケを払うことになるかもしれませんが、投資家の投資は完璧に、100%自己責任であって、ライブドアに文句を言おうが、エフェ細に文句を言おうがお金は返してくれません。買ったあんたたちが悪い。
最近、個人の外為投資や株式投資が大幅に増加し、いっぱしのトレーダー気取りのボケた人間が増えていますが、質の悪い投資家が増えるばかり。一攫千金を夢見るだけで投資判断などできないクセに、損をすると証券会社のせいにしますかね?サービスサプライヤーは、バカ相手に儲かりはするでしょうがきっと対応はそれなりに大変ではないかと思いますが。
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