ドル反落の序曲
ドル円はついに107円台に居座り、久々に「ドル高円安」の声を聞きました。ドル高とは言っても、去年の5月には115円だったことを考えると、対ドルでの円ロングポジションに飽きた(買い疲れした)のでこの波に乗ってドル買いで調整しておこう、ぐらいの感覚なのではないでしょうか。この程度のレベルではとても円安とは言えませんし、根本的にドル高がもっともな状況だとはまったく思えません。むしろ、ドルの投げ売りが始まるのを今か今かと待ち受ける声が聞こえてくるようです。聞こえるのはわたしだけ?
ドルは現時点で107円30銭程度をつけてはいますが、反落の時が刻一刻と近づいている気がいたします。年足を見ると今のレートは去年の寄りつきと同じぐらいのレベルなんですよね。そしてその前の数年は年足がきれいな階段状に下がってきており、円高ドル安が定着した時代になったのだと実感します。このまま極端な円安に向かうとは思えないことから、今年は上ヒゲが伸びた形で102~103円、もしくはそれより円高で引けるのでは、というのがわたしの予想です。イメージ的には4月~上方レンジで推移、7月~長期Dips、年末にかけてやや上げて引ける、という感じです。
さて、ドルはいったいどこまで値を伸ばすのでしょうか。まもなく年度末・新年度を迎えることから、相場が荒れるのが怖くてなかなかドル円には手を出しにくいのですが、108円手前でもたついて陰線が出るようなら次の日105円をターゲットにガバッとショートをつくろうかと考えています。アナリスト予想では「ドルはまだまだ堅調」と書いていますが、もちろん110円まで一気に加速する可能性がないではないものの、「まだまだ上昇余地あり」と書いた次の日に「軟調、大幅下落の可能性」と予想することなど普通にありますから油断できません。
さぁ、ドル反落の序曲なのか、またはさらなる上昇のエネルギーが爆発するのか、大切な資産を賭けた戦いは続きます。
→現在、前日比30銭ドル安。週末の指標がボチボチなら、急激な売りで105円台後半への突入もあるかな?上に書いたようにわたしとしてはドル売り待ちだったのですが、前から狙っていた回転率の高いカナダドル売りに先に突っ込んでしまいましたので米ドル売りのほうは様子見です。→カナダドル売りは自分的に安全パイだったのですが結局小休止。もみ合い中に買い戻してきっかり3万円ぐらいの儲けでした。損しなかっただけましか。週末デートのディナー代ぐらいにはなりました。
→4月5日、ドル円は予想外の強さで108円台後半へ。やはり市場の流れというのはファンダメンタルズにかかわらず止められないものなのですね。どこかのアナリストレポートに「原油の記録的高値に同調したドル高」という表現がありまして、少し前まで「原油高を警戒したドル安」が話題になっていたのにと一人で笑ってしまいました。ドル高の勢いは110円あたりまでもう少し続きそうですが、需給の流れから言うと一旦大幅な調整が入ってもおかしくないですし、このあたりの売買は相当注意が必要だと思います。一般投資家がじりじりしだしてあわてて買いに走る瞬間を待っていたように大規模な調整が入ることが多いですから。
→4月12日に107円60銭まで下落。さぁ、どうでしょうね?もみ合いながら106円を割ると思うのですが。105円30銭までいったらドカっと買いますよ!
→Homeへ戻る
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home