フランク・ミュラーのクォーツだとぉ!?
彼女に時計を買いました。かねてよりほしがっていたジャガー・ルクルトではなく、どこで影響を受けてきたのかフランク・ミュラーのコンキスタドール。
知り合いの馬主のそのまた友人がばかでかい宝石店をやっていまして、値切ってやるというので急にほしくなったみたいです。比較したのはカルティエのパシャ、そしてフランクさん。お金を持って喜び勇んで買いに行ったようなのですが、仕事中に電話がかかってきて「ねぇねぇ、フランク・ミュラー買ってしまっていい?いい?ねぇ?」とパニックを起こしておりまして、「ほしいんだったら買えや、ゴラァ、こっちは仕事中だっての」とぶち切れましたところ、ちゃんと買ってきたらしいのです。ところが・・・コンキスタドールの2針で特徴であるはずの赤い▲もなし、グレー文字盤、カレンダーもないモデル、しかも・・・クォーツだということに気づかずに買ってしまったのです。
「おまえはアフォか?100年に1人の天才時計職人の作った時計が電池式やと?店に行って交換してもらうのだ!」と言ったものの、フランクさんにはあまり詳しくないので調べてみると、どうも新モデルのようでして、ということはフランクさんが内輪もめでいなくなったので、そのつなぎとしてフランクさんの相棒のアルメニア人のおっちゃんがクォーツモデルばかりディーラーに押しつけたんじゃないのか、と想像を膨らませてしまいます。←そんな話であるはずはないのだけど。
彼女、相当がっくりきていたのですが、店に電話したら「1日着けただけでしたら交換ならOKです」と返事したらしく、どうやら5万円ほど追加してちゃんと自動巻モデルに替えてもらえそうです。しかしねぇ、フランク・ミュラー、品薄でクォーツばっかり出していたら、そのうち人気なくなること間違いなしですよ。やっぱり、歴史の長いメーカーとは、目先のことしか見えないという点で決定的に違うものなのですねぇ。
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