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2005/11/03

インサイダー疑惑

いきなりですが、アメリカに住む大親友の一人で某金融機関に勤める「H」がインサイダー疑惑で拘束されるという事件がありました。日本人ですがほとんど日本に住んだことがなく、家族は弟一人しかいないので、日本に来たときはいつも二人で豪遊していたものです。

アメリカで金融機関向けの5千ドルもするセミナーに無料参加できるよう取りはからってくれたので、去年は彼の家に泊まってScarsdaleから毎朝LEXUSで一緒に通勤し、日本に帰ってからも普段から連絡を取り合って近況や投資情報を教えてくれていたのですが、ある日突然連絡がつかなくなったのでどうしたのかなーと思っていました。共通の友人から連絡があって「タイフォされるかもしれない」と言われた時はめちゃくちゃびっくりしました。。。金融系の情報でも流れていたようですが、わたしが調べた限りどこに載っていたかわかりませんでした。英語だからわからん!

2~3日後にようやく無事釈放されて連絡がとれたのですが、ほかにも5人ばかり拘束されて事情聴取を受けたそうです。なんでも、上院議員がかかわる非常に大きなケースらしいので、「まだだいじょうぶかわからない」ということなのですが、それにしてもねぇ、ふぅ、アメリカは怖いですねぇ~

実は、まぁ私が日本にいるので多少かまわないと思いますが、以前から書いているようにインサイダー情報は金融機関であろうが企業であろうが当たり前も当たり前・常識中の常識です。インサイダーなしに商売している人などいませんよ、リテールは別にして。日本のSESCでも、年間5~6人ぐらい(去年は10人)は純粋なインサイダーで告発されています。これは確かに悪いことなのですが、パクられなければ良いという世界であることは間違いありません。全員逮捕されるとしたら、年間数万人は捕まることになりますよ。友人のHも日頃から「日本にいる限り多少大丈夫だろうけど」ということで株式と原油についてはいろいろ話を聞かせてくれます。ただし、「これ以上具体的には話せない」と言っていつも自重していましたので、ヘタをうつようなことはしないと思うのですが。どうでもいいけど早く帰ってこいよ~!!!

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