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2005/09/17

ドイツ車情報てんこ盛り!

メルセデス・ベンツ、アウディ、ポルシェと、すでに目にされたことのある情報かもしれませんが、興味のあるネタを少しご紹介。

→やっぱこれでしょ?ベンツSクラスをじっくり見る


→しかもこれでしょ?ベンツSクラスをAMGでお料理
AMGはようやく5本スポークのスタンダードなホイールのデザインを変えたようですね。たしかStyling-Ⅲとかでしたっけ?あのホイールは最近の車のデザインには合わないと思っていたのですが、このデザインなら完全無欠と言ってよいでしょう。ただ、ベンツのチューナーは世界最大のチューナーであるBRABUS=ブラバスが総合的に最も素晴らしいと思います。Carlsson=カールソン、Lorinser=ロリンザーもとてもデザインが良く、これら4社はほぼ横一線と言えるほど甲乙つけがたいレベルに達しています。そんな中、いち早くSクラスをリリースするAMGの力はすごいです。まぁ、AMGの位置づけを考えれば当然といっちゃぁ当然ですが。

→ポルシェ・ケイマンSをじっくり見る

ほぉ、ほっほ~、画像が多いと大変参考になりますねぇ。

→Z4クーペ・スパイショット
→もっとたっぷりZ4クーペ
この車についてはもうみなさんご存じでしょ?ですが、路上駐車してある生々しい画像、わたしは初めて見ました。前のバンパー周りの擬装を見ますと、カブリオレとはデザインを変えているのだろうということと、プロダクション・モデルとして考えて良いのだろうと思いますが、さて。横からの画像なんて結構かっこいいですね。

→アウディQ7をたっぷり見る
まぁ、とにかくじっくり見てください。

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2005/09/15

ゼニスもいい、確かにいい!

時計を買おう買おうと思いながら忙しくてなかなか見に行く暇がなく、買い物リストの最上段にあるジャガー・ルクルトのマスターコンプレッサーについてもいまだ購入に至っておりません。わたしにとってはほしい物を買うことを躊躇することなどとても珍しいので、ちょっとは大人になったのかなぁ、と自分を納得させてみたりしているわけです(というか車の購入資金がどかっと出ていくため資金の目減りを気にしている小心者です)。さて、つい先日も「えぇーっと、まさか知らない間にルクルトの新作が出ているなんてことはないだろうなぁ」と思いつつ時計雑誌を買って新幹線で読んでいましたら、ZENITH=ゼニスのエル・プリメロを搭載した「グランドポートロワイヤル・オープンエルプリメロ」というやたら長ったらしい名前の時計が載っていました。ん~これはカクイー!エルプリメロには夢がある!時計店で頂いた本には「エルプリメロは小宇宙である」と書いてありました。小宇宙とまで語られる名機を自分のものにできるなら当然買う価値もあるでしょう。

そんなある日の昼過ぎから銀行で商談があったのですが、それまでに少しの時間があったので近くにある某有名時計店にゼニスを見に行って参りました。値段は93万円強で、雑誌で見たときはラバーストラップだったのですが展示品はクロコダイルストラップのモデルであり、どでかいスクエアフェイスに黒のインデックスがものすごい迫力を醸し出しています。そして大きな特長である、四角い窓から見えるムーブメントがチョロチョロ動く様も何とも言えず、いっぺんに好きになりました。←少し付け足しますが、ささやかに動く程度でそれほど大きなインパクトはありません。ラバーストラップとクロコのモデルは同じ金額らしいので、クロコのモデルを買っておいてラバーベルトを部品買いするのが賢い買い方のようです。・・・と説明を聞いた時点で商談の待ち合わせ時間がぎりぎりに迫ってきたため走って銀行に向かいました。銀行の担当者はわたしが来ないのであせって会社に電話したらしいですが、遅刻したわけではないのでなにをせっかちなことをやってんだ、とちょっと頭に来ちゃいました。まぁ、商談は完璧にうまくいきましたので銀行様々なんですけどもね。

うーーーん、ゼニスは確かに素晴らしいのですが、願わくば「銭っす、やっぱ銭っすよ」という言葉を連想してしまう(そんな自分がイヤ)名前ではなくもう少し時計職人らしい名前だったらよかったのになぁと思います。いっそのこと、「ゼニス」はやめて「エル・プリメロ」ってブランド名にするのはいかがでしょうか。ルクルトか、ゼニスか、これは非常に悩ましい選択です。どうしよう。

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2005/09/12

サラリーマン?ブローカー?

以前にも書いたのですが、一平社員として日々働いているはずのわたしのもとには時折り様々な相談がやってきます。「トンネル会社を作りたいので"クリーニングのできた"会社を買いたい」「ある資金の移動に使いたいので億単位の振り込みができる口座を貸してほしい(偽名口座ではない・・・わたしは○税以外の犯罪はめったに行いませんので)」「中国でガソリンスタンドを経営したいので資金を集めてほしい(おいおい;)」「掛け売りの客がとんだので運転資金を貸してほしい(親しければいくらでもほぼ無利息で貸します)」「手形の割引きを頼みたい(絶対引き受けない)」などなど。

一番良いのが病院のM&A案件でして、つい先日も関東の病院の売り先探しを頼まれましたので、さっそく専門の超有名大手ファンド会社に持ち込んでデューディリジェンスを開始。なんだかかっこいい話のように聞こえるかもしれませんが、実際はかっこいいなんてとても言えたものではありません。だいたい、こういう話を持ち込んでくる人間は一種のブローカー。基本的にブローカーは他のブローカーを目の敵にするものなので、間を取り持つのは一苦労です。そう言うわたしもブローカー、いやブローカーコーディネーターというべきか。それから、売り手にはわけありの法人が多いわけですから、財務諸表もすぐにそろえてくれません。最新の決算書がない、勘定科目明細がない、など基本的な要求を認識していない仲介者もおり、それを整理するだけで結構な時間がかかります。

そもそも、「書類をお渡しする」と言いながら売り・買い掛け、借入の内容、役員報酬の内訳、貸し付け内容などを知るために不可欠な勘定科目内訳明細や税務申告書を添付せず、P/LとP/Sに表紙をつけて持ってくるなど言語道断です。なのに、「書類が足りない」と言いますと「情報がいろんなところに漏れるとまずいので待ってくれ」と言ってくる。役に立たないブローカーの典型的タイプですが、こういうのが10人に8人ぐらいはいるんですね。ですから、売り主と買い主がいてもなかなか成功に結びつくことはありません。その上、書類をそろえられずに話がなくなると決まってこちらに責任を押しつけてきます。「あいつが能なしだから話がなくなった」と言うわけです。

あまり詳しくは書けませんが、紹介料は借金の清算を除いた純粋な売却額の3%程度が相場だと思います。10億で売れたら3千万円と言うわけです。そりゃまた景気がいいのぉ、と思われるほど楽な仕事ではありませんし、万が一本当にヘタをうったら信用問題ですから二度と相談を受けられなくなります。また、買い手には通常弁護士やファイナンス会社がセットになっていて、非常にシビアに審査してきますから法人を買い取ってリビルドするのに必要な資金が出せない場合には買収額がガンガン削られます。当たり前ですね。それと、売り手の希望売却額がたとえば10億だとしましょう、借金が3億あるとしましょう、借金も買い取るとして合計13億です。しかし、買い手に必要な資金は13億ではなくてリビルディング・リエンジニアリング資金としても数億円必要ですから、買収にかかるお金は思った以上にかかるものなのです。そういうわけで、右から左へ何十億もの利益を出して手数料をがっぽり稼ぐという夢のようなことが簡単にできるはずがありません。

教訓:ブローカーたちへ。手数料をがっぽり稼ぎたいなら、頼むからもっと勉強してきてくれぃ!頼むから金に目がくらんでの仲間割れはやめてくれぇ!

追記:タイトルに「ブローカー」と書きましたが、わたしは断じてブローカーではありません。以前某中堅コンサルティング会社在籍中にM&Aを担当していましたので、デューディリジェンスの実務も知っているれっきとしたプロです、はい。

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