借りたら返せ
以前に書いたことのある、金を借りて逃げた元代議士秘書の件ですが、後日談。
人のお金は「借りたら返せ」。これは当たり前のことなのですが、こんな理屈をなんとも思わないような非常識な悪人がたくさんいるわけで、裏の世界は常にだましだまされ本当に大変です。ある夜、仕事が終わって家に帰ろうかと9時頃に駅に向かっていたところ、友達から電話があって「今から飲もうよ」ということで急遽行きつけのバーに行くことに。すると飲みながら話しているときに、ひょんなことからその元秘書の「I」という人物の名前が出ましたので「あれ?もしかして最近破産したって知ってる?」と聞きましたら「うん、知ってるよ、けど破産する前に手数料を引いて現金で2億円持って行ったぐらいだから、破産してからもたんまり金を持って豪邸に住んで好きなようにやってるよ」と言うのです。「はぁ?おまえが?うそだろ?あの男さ、あれだけヤバイ筋から資金引っ張ってたのに消されるんじゃない?」と驚きを隠せないでいると、「そんなうまくいかないってば、そのへんはしっかりしてて自分でプライベートSPを2人も雇ってるからなぁ」という驚愕の事実・・・。しかもわたしたちが飲みに行くような地域にもたびたび遊びに出ているとのこと。
実は、わたしの会社のスポンサーがその男に2億円を貸したのですがそのままドロン、上記の通り破産する旨弁護士から通知があるまで一切消息がつかめなかったのです。まぁ、それは私たちには関係がないことなので関わる必要はないのですが、近いうちにまとまった資金を借りる段取りをしてもらったこともあり、おみやげ代わりの情報としてそれとなくリークしてみました。もちろん早速携帯に連絡があり、「○○さんに迷惑がかかってはいけないので、どこまで聞いていいのか難しいんだけど、情報源のヒントでもよいから教えてほしいなぁ」とのこと。「教えてもらえなくてもおそらく身柄は確保できるだろうが、あいつが女と酒に飢えてちょろちょろ姿を現すまで待つことになるから」という話でした。
※この話があってから前述の金主、管財人に「これこれこういうネタはつかんでるんだ、合法的になんとかならんなら・・・」と言ったとか。管財人曰く「いやいや、事情はみんなわかってるんですが・・・」としぶーいお顔で「とにかく非合法なことはやってもらっちゃ困る」と大まじめに返答。最後は「なにいってんだ、わたしはなにもせんよ、わたしはね」という宣言だったようでして、これぞ裏社会ってもんです。
んー、「I」さん、まさかあり得ない話だけどもしこの内容を読んだら、わたしからの最後の憐れみですからどこか遠くへ行って二度と戻らないほうがよいですよ。本当に大阪湾に埋められるか、魚のえさにされてしまいますから。
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