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2006/02/27

My Buddy,・・・

皆さんには「親友」と呼べる人がどれぐらいおられますか?「“普通の友達”はいるけど“親友”ってなるといるかなぁ・・・」ってよく言いますよね。心ない知り合いたちから「インテリヤクザ」などと呼ばれてきたわたしですが、自分の命を捨てても良いと思える親友が何人かいます。

そのうちの一人、仮に「エドワード」と呼びましょうか(本名だっての;)、ロンドンで生まれ、NY、東京、ハワイで育ったという最高の友人がいます。彼とは、私の母親と彼の母親の共通の友人がいて、その関係でハワイ旅行に行ったときに知り合いました。最初からものすごく意気投合して、日本で遊んだり、ハワイで遊んだり、NYやフロリダや、日本でも北海道など本当にいろんなところで一緒に過ごしました。最高の友達と言っても、いつもケンカばかりしていて、周りに他の友達がいるのに平気で口論したり、取っ組み合いをすることも多かったので、変なやつらだなと思われていたに違いありません。

ところが、わたしの仕事が忙しくなってきてなかなか会えなくなってきた頃、当時わたしは成功の絶頂期にあったため非常に態度がでかくなっており、彼のアドバイスに耳を傾けなかったために大失敗を犯してしまったことがありました。その後何度も彼はわたしに連絡をとろうとしてくれていたようなのですが、その失敗のために恥ずかしさのあまりずっと返事ができないまま時が過ぎていきました。そのころ彼は仕方なく私の弟に「あいつがいつか元のあいつに戻ったら必ず連絡をくれるように言ってほしい」と話していたようです。

そして約7年が過ぎ、過去の過ちを反省してわたしから連絡をとろうと思ったのですが、アトランタに引っ越したことは風の噂で聞いていたものの居場所がわかりません。と思ったある日のこと、なんと、ヤフーオークションのある商品をきっかけに偶然にも彼の連絡先がわかりました。わたしは「もしおまえなら連絡がほしい、本当に許してほしい」というようなことを書いて送りました。

すぐに返事がきました。その書き出しは

「My Buddy,・・・」(親友へ・・・)

昨日の夜中の2時頃に来たメールを読み、わたくし不覚にも号泣してしまいました。彼はちょうどカリブに旅行中だったようなのですが、「連絡が来るのをずっと待っていた、メールをくれてうれしい」と書いてありました。もう結婚して子供もいるとのこと。

お金はなくなってもよい、しかし家族と親友との良い関係以上に素晴らしいものはありませんね。IT長者ぶって尊大な生活をしていた頃の自分がつくづく情けないです。最近自分の考え方と生き方を変えたおかげで以前の親友たちとまた仲良くなり、毎日が何百倍も幸せになりました。めずらしく、ちょっと良い話でした。

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